公開スタートしました。喪失と錯視の迷宮へ―――
『魔女に呪われた僕の話をしよう。』

Untitled-2

『緑の船』と庭園をめぐる空想的情景音楽群。
<今回の作品は、コミティア112未頒布のCD作品を、web用に再構成したものです>

上の画像は今回、間に合わなかったCD版のジャケット。

はい、コミティアで出せなかったやつです。ジャケットも20枚分くらい刷ってたんですけど、web版つくってたら「これもう一曲入るのでは…?」って感じになってきたので、CD版はあれこれ追加して調整して改めて頒布、になるかも…告知サイトどころの話ではなくて、作品世界まるごとwebにぶちまけてみる次第になりました。繰り返し開いて、プレイヤー的に遊んでいただければ。

今回は、萩原朔太郎の『蛍狩』朗読トラックのBGMにEuchaetaさん、ほんのり疾走系楽曲のBezirkのE.Guiter演奏をuzさんにお願いしています。というかuzさん、お願いしてから出るまで4半年以上掛かっててスミマセン…euchaetaさんは「いきなり背景のテキストを送りつける」という物凄い無茶振りだったのに(そして家の隣が工事中という大変な状況で)、的確にネタを拾ったエスパーか!みたいなハイパーな仕事をして頂きました。あと楽曲のアレンジをふたつ返事で許可してくれた佐藤氏(@空色絵本)、web編集作業中に以前送りつけたテキストの感想をくれたるざさん、礼によって発破を掛けてくれた南風先生(101号室)に、この場でも謝辞を。

あとは全部自分です。
楽曲のフレーズのひとつひとつ、画像素材のひとつひとつ、文章のひとつひとつに至るまで
ギッチリ連携させているので、諸々含めてご賞味ください。

今回の製作期間は二週間(+web製作一週間)ほどなのですが、もともと昨年の冬コミに立てた企画でM3で一回落として、と足掛け一年近く手をつけてはいて。いや、音楽で「何をもって濃いと呼ぶのか」って結構難しい問題だと思うんですが、まぁ「濃い」の方向性のひとつの解ではあるかなーとか…ただ、まだ詰め込める気がするんだよなあ。

謎々のヒントですが、
「この物語の中で、語れなくなっている言葉は何か?」です。鍵は二つです。
あと、改行があるやつは改行を消してから答え合わせすると、
綺麗な文章になると思います(確認済)

空色絵本の『廃園』アレンジなんですが、これに関しては本当に「私がやりたかっただけ」というか…あとイメージする分的にかぶるものがあったので(例のシリーズのテーマが『庭』だっていうのとは別に)、アレンジするなら一度入れておきたかったんですけど、まぁ今回しかないかな、みたいな感じでした。聴いてて色々と思う曲ではあって、まぁそのへんのリアルな領域に繋がる部分も、味わい深く聴いて頂けると。

宜しくお願いします。