サイトデザイン一新しました。

夏コミ作品は作ってるんですけど、駆け込みが間に合うのか若干怪しい。
でも、年末までスケジュール的にノンストップなのでここらで出しておきたい。

……他、軽い近況報告など。

RGB感というかCMYK感というか(後者はないけど)、そういう印象を出したかったので、
最近つくった名刺のカラーにあわせて、グリッド表示タイプのテンプレートに変えました。

問題の名刺はこれ。今回のサイトデザインもそうですが、
よくよくお世話になっております、ゆきさんのニコニコモンズ素材を使っています。

CmbZmQEUkAEnxwO

作家性の根底に混沌を抱えているタイプの人間なので(やりたい「これ!」っていうことがない)、
自分の作品の持つ要素のうちで、「何を」全面見せれば、私の音楽に触れる人たちに届けやすいか。
いつも非常に悩むわけです。

ウィスパーボイスでうたいます、というのは、作品性もイメージさせるから、ひとを掴みやすい要素だけれど、
かといって、全てではなく。グランジ系のロックも歌います、とか、そういうイメージは伝えづらいし
(加えて、ウィスパーといいつつ、発声上、「囁いているように聞こえる」だけで、声量自体はそこそこ出してたりもするし…)

「情報量の膨大さに依拠したコンテンツの『重さ』」「裏腹の、幻想度の高さ/外見上の儚さ」
これを、私の音楽を良いな、とおもってくれるであろう人たちにリーチするようにくみ上げるのは難しい。
加えて私、主観的には自分のこと透明人間だと思ってて、
「自分をこのように見て欲しい」という感覚の持ち合わせがない。これもよくわからない。
でも、見せたい自分がないと人につたわらないことは、経験上知っている。
ゆえに「このへんのラインを狙えば自分の美意識に反することが無く、かつ、主旨が伝わるのではないか」
みたいなことを毎回、もやもやもやもやと悩んで、なんとなくの落としどころをみつけて、みたいな。

でも、ひとまずはこれでいい感じにできたのではないか。
あとは、ランディングページをちゃんと作ること。

年明け以降、私生活でいろいろありまして(Twitterの日常垢のほうでぽつぽつ書いてたけど察してくれ)、
いや、本来わりと激動であった筈のわりにたいへん緩やかな毎日を過ごしていたのだけれど、
実は地味に混乱していたのかもしれない、と気付いたのが先刻でした。
このところ長らく抱えてきたことであるとか、色んなものの回答がほろほろと目の前に提示されていく日々、
非常にエキサイティングなのだけれど、綺麗にアウトプットされるまでにはもう少し掛かりそうな気配。

気持ちの置き所がみつかった、のかなあ。
歌の歌い方がやっとわかってきた気がする。
誰にどう、ということではなく、ただ自分が何をするかという話。

居間に、恋人氏が学生時代に自宅のガレージに張っていたという「G戦場ヘヴンズドア」の引用文、
「可哀想に、気付いちゃったんだなあ」から始まる一節が放置されていて(『実家のガレージに溜まる中学生達に読ませる為に貼っていた』とかなんとか)、
見るたびに物持ちいいなぁって思うし、初めて読んだときは気構えの純粋さに笑ってしまったのだけれど、台風一過を経て、今読むと非常に刺さる。笑えない。